うどん県の香川県もある意味成功例ではありますが、稼ぐという観点では物足りません。
うどん1杯170円では、観光客が何万人訪れても、たいして金が落ちない。
揚げたチクワのせて1日3食うどんを食べたとしても、客単価1000円くらいですよ。

瀬戸内なんてあれだけ色んな魚介類があるのに、うどんを売りにしていたのでは
宝の持ち腐れです。いかに金持ちに来てもらって、たくさん金を落としてもらうかが大切なのに。

海外の金持ちにしてみれば瀬戸内海の比較対象はエーゲ海なんです。
リバプールの金持ちのお爺ちゃんは、日本に何回も来ているのですが、
京都なんてもう飽きて行かない。関空に降りたらクルーザーをチャーターして
瀬戸内海を回るわけです。

そのまま海路で別府に入って、湯布院そして屋久島に行く。
瀬戸内はエーゲ海よりもよかったと言ってました。
これには正直驚きました。とにかく瀬戸内は安売りしすぎですね。
海外の金持ちが泊まるような客単価50万円の宿がないんですよ。

木下 斉