>>468
続き
アメリカのケント州立大学の オーエン・ラブジョイ教授(古人類学)は
人類の祖先のアルディピテクス・ラミダスが直立二足歩行で歩けるようになったのは
それまでの霊長類とは、骨盤の構造と筋肉のつき方が変化したからです
彼らはバランスよく立ち,現生人類と同じように歩くことができたことでしょう。
ラミダスにはもうひとつ、大きな変化が起きていました、犬歯の縮小です、犬歯は
チンパンジーなどのオスにとって、威嚇のための重要な武器になりますが、ラミダスの
犬歯は劇的に小さくなっているのです、
直立二足歩行の実現と犬歯の縮小は、ラミダスの社会構造が大きく変化したことと関係しています
その変化とは、ラミダスのオスが繁殖のために食料でメスを支えるという新たな戦略を選び、
メスは食料を供給してくれるオスを選ぶようになったということです。