小一の夏

先生「1から10まで足すと幾つになるかな」

クラスのみんなはせっせとノートに書いて計算している

即挙手する私

先生「早いわね」

私「答えは三つありますか」

先生「?」

私「55と∞と−1/12」

クラスのみんな「何言ってるの?頭おかしい」(爆笑)


先生は100カラットのダイヤモンドを発見したかのように私を見詰める


「自然数なら55」
「1から10までのすべての正の実数を足すならば∞」
「そしてゼータ関数として考えると−1/12です」

(後にわかった)数学セミナー嗜む先生はこの解答の凄さを一瞬で把握したようで
その日に両親へ「どんな英才教育をしたのですか?もはや義務教育を受ける意味がありません」と伝えたようである


武勇伝つづく