大阪から淡路島を経て徳島までを結ぶ待望のJR「明石鳴門海峡線」が
いよいよ来年2020年5月1日に開通する。

この新路線はJR山陽本線垂水駅から住宅地の地下を通り(大深度法を活用)
JR山陽本線舞子駅付近から地上に出て舞子駅の上を跨ぎ
国道28号線が通る明石海峡大橋の道路下の空きスペースを利用し

淡路島の中央部分を経由して鳴門大橋の東側面に新設された鉄橋を渡り
徳島県鳴門市に入り終点の徳島駅に入る。

大阪から徳島駅までは大阪からの直通特急「うずしお」「あわじの」が
土日祭日に1時間に4本運行される予定で、
各駅停車は神戸三宮と徳島間を1時間に6本運転させる予定である。

徳島県は未だに電化された路線がなかったが、
この「明石鳴門海峡線」は架線集電の電車であるため
徳島本線の電化を開業まで間に合わせる。
ゆくゆくは高知や高松、松山までの乗り入れも計画されている。

国土交通省とJR西日本は明石海峡大橋が吊り橋であるため
列車の重量を大幅に軽くしたアルミ製新型車輌4両編成を走らせる事が決定している。
今まで近くて遠い四国であったが、この明石鳴門海峡線開通により

四国と関西との時間が大幅に短縮され四国への観光客増加も期待できるため
鳴門市や徳島市は観光経済効果を期待している。