中国の都市人口は著しく増大しているが、農村人口は減少し、多くは貧困にあえいでいる。世界銀行によると、農村部の7000万人以上の人々が、1日1ドル以下で生計を立てている。

 2010年の中国国勢調査によると、中国の働く世代76%が高校に通っていない。農村と都市格差も大きい。

同調査では、都市部出身者は37%、農村部出身者は8%しか高等教育を受けていない。農村部の一人当たりの所得は、2017年前半で平均月1090元(約1.8万円)であったのに対し、都市部は月3050元(5万円)だった。