“100年に1度の再開発”

渋谷では今、100年に1度と言われる再開発が進められていて、渋谷駅の周辺は大きく姿を変えつつあります。
駅の周辺では7年前に開業した「渋谷ヒカリエ」をはじめ、東急グループが9つの再開発計画を進めています。

このうち、東急東横線渋谷駅の跡地には去年9月、地上35階建ての「渋谷ストリーム」が開業しました。
IT大手「グーグル」のほか、ホテルや商業施設が入居しています。

ことし12月には「東急プラザ渋谷」が健康や美容などをテーマにした地上18階建ての複合ビル「渋谷フクラス」としてリニューアルオープンします。

さらに2023年度には、駅の南側の桜丘町にオフィスや商業施設が入る地上39階建てのビルなどが完成するほか、8年後の2027年度には「渋谷スクランブルスクエア」の中央棟や西棟がJR渋谷駅の真上と隣接地に完成する予定です。

若者の街・渋谷を象徴する商業施設として親しまれてきた「渋谷パルコ」も来月下旬に地上19階の高層ビルとしてリニューアルオープンするほか、「旧ドン・キホーテ渋谷店」の跡地を含むエリアには高さ120メートルの高層ビルが2022年に完成する予定です。

再開発に伴って、鉄道のアクセスも変わります。
東急東横線は6年前に渋谷駅が地下に移され、東京メトロ・副都心線との直通運転が始まりました。

さらに、他の路線と離れていたJR埼京線のホームを山手線と隣り合わせにするほか、東京メトロ・銀座線のホームを副都心線の真上に移すなどの移設工事も進んでいて、駅の利便性も大きく向上する見込みです。