1980年代初頭以来の池袋と同じような状況が横浜にも起きつつある。
1980年池袋にビックカメラが開店し、宣伝歌
「不思議な不思議な池袋、東が西武で西東武、高くそびえるサンシャイン」
が池袋の状況を実に簡潔・明解に表現している。
そして1982年のヒットソング「目蒲線物語」では、
「池袋をめぐって西武と東武の勢力争いの真っ只中」というフレーズもあった。

今年、横浜には大手私鉄、京浜急行がやって来た。
元々横浜にあった相鉄は今年、埼京線との相互乗り入れにより初めて東京への進出を果たす。
横浜駅東口には京急、横浜駅西口には相鉄と、2つの大手私鉄による縄張りができて、
これまでの池袋のように、大手私鉄2社がしのぎを削るライバルとして高みを極め、
または時には連携して街の活性をより高めていく、
そんな図式がまもなく形成されようとしている。
これからの横浜は、かなりの盛り上がりを見せ、将来が楽しみな状況である。