「尊敬する」「励みに」=吉野さん博士号取得−大阪大生ら・ノーベル化学賞

2019.10.09 時事通信

吉野彰さん(71)の出身地、大阪府吹田市にある大阪大吹田キャンパス。
吉野さんは同大で博士号を取得しており、受賞決定の一報が流れると、
学生らから喜びの声が上がった。
同大工学部4年生の藤尾俊平さん(23)は携帯電話に流れるニュースで
受賞決定を知ったといい、「新しい技術開発は根気がなければできない」
とたたえ、「リチウムイオン電池は今やなくてはならないもの。尊敬する。
すごい人だ」と興奮気味に話した。
同大大学院の尾崎雅則教授は、吉野さんが2005年に博士号を取得した際の
論文審査を担当。吉野さんと何度か会ったことがあるといい、
腰が大変低く、柔らかい人柄だった。丁寧に論文をまとめていた印象がある」と
振り返った上で、「いつかノーベル賞を取ると思っていた。
研究のお手伝いを少しでもできたのは光栄」と和やかに話した。 

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