オリエンタルビル、名古屋三越のビル建て替え検討
日本経済新聞 2019年10月1日 19:30
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO50452940R01C19A0L91000?s=1

 名古屋市の繁華街、栄地区の百貨店「名古屋三越栄店」が入居するビルが高さ180メートルの複合ビルに建て替わる構想が明らかになった。

 ビルを運営する「オリエンタルビル」(名古屋市)の平松潤一郎社長が9月30日の会合で述べた。

 2029年の完成を目指す。今後、三越など他の地権者と協議を始める。

 国際会議を開くコンベンションホールなども想定している。

 名古屋市の都市再生特別特区の指定を受ければ、容積率を1.5倍、延べ床面積を13万平方メートルに拡大できるという。

 名古屋三越は「これから内容を聞き検討していきたい」としている。

 現在のビルは1954年に完成。老朽化が目立っていた。栄地区では複合ビル「中部日本ビルディング(中日ビル)」の建て替えや、
百貨店「丸栄」跡地に複合施設を建築する計画もあり、再開発に弾みが付きそうだ。

建て替え後のイメージ図=オリエンタルビル提供
https://i.imgur.com/YhGF4dD.jpg