大阪市都計審が万博・IR用地の「夢洲」の用途変更を承認
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/040/271000c
 2025年大阪・関西万博の会場予定地で、大阪府と大阪市がカジノを含む
統合型リゾート(IR)の誘致を目指す人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)について、
市都市計画審議会(都計審)は9日、工業地域などに指定されている計143.3ヘクタールの商業地域への用途変更を承認した。
夢洲を国際観光拠点に転換する行政手続きの一環だが、市民団体からは反発の声も出ている。

 市の案は、IRや万博会場予定地の一部を含む
準工業地域(107.7ヘクタール)と工業地域(35.6ヘクタール)を商業地域に変更。
より大きな建物を建てられるよう、容積率を100〜200%緩和するとした。
また、24年の開業を目指すIRの予定地の夢洲北部を一周できる環状線の車道も整備する。
一方、学校や風俗店などを規制することも盛り込んだ。

 市都市計画課は「都心に近接し、広大な用地を確保できる臨海部で、新たな国際観光拠点の形成を目指して
合理的な土地利用を誘導する」と説明、用途変更は賛成多数で可決された。