中国客好調でデパート売り上げ増
09月03日 07時24分

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190903/2000019774.html

大阪市内のデパートの8月の売り上げは、台風10号に合わせて閉店時間を早めたことによるマイナスの影響があったものの、中国からの旅行者向けの販売が好調で、結果として多くの店舗で去年の同じ月より増えました。

大阪市内にあるデパート各社は、8月の売り上げの速報値をきのう2日発表しました。
それによりますと、阪急うめだ本店と阪急メンズ大阪の合計は去年の同じ月より7.3%、近鉄百貨店のあべのハルカス近鉄本店は6.7%、高島屋大阪店は4.2%、大丸心斎橋店は2.9%、それぞれ増加しました。
各社によりますと、先月中旬の台風10号にあわせて閉店時間を早めたことで、売り上げにマイナスの影響が出たうえ、日韓関係の悪化で韓国からの観光客が減っていることも響きました。
一方で、中国からの旅行者が宝石や時計など単価の高い商品を購入し、売り上げが好調だったことから、マイナス分を補いました。
来月1日の消費税率の引き上げを前に、秋冬向けの衣類や食器など一部の分野で駆け込み需要とみられる売り上げの増加も確認できたということで、今月はこの傾向が強まっていくのではないかとしています。