キタ、ミナミ、新たに「ニシ」も注目…大阪の不動産市場の行方
特別レポート『今後の大阪の不動産市場の行方〜2030年に向けて〜』より

■変貌する大阪
大阪では“キタ”と“ミナミ”という俗称でエリアが語られることが多い。
“キタ”エリアは梅田およびその周辺を指し、“ミナミ”エリアは難波および
その周辺を指している。かつての大阪のオフィス街の中心は、
淀屋橋〜本町にかけての御堂筋沿いであったが、
過去20年程度の時間を経て、梅田にシフトしてきた。向こう10年、
このトレンドはさらに加速する見込みである。

一方、“ミナミ”はもともと大阪の商業地の中心として
賑わいのある街であったが、近年、国内屈指のインバウンドに
人気のある街として、日本のみならず海外でも注目度が高まっている。
特に、人の往来が最も多い心斎橋筋商店街は、
年々外国人旅行者が増加し、道行く人の大半が外国人と言っても過言ではない。

https://gentosha-go.com/articles/-/22574