これまでの展望台と違うのは、
渋谷駅直上は「300万人の通勤通学路上にある」ところ。

わざわざ意思を持って展望台に行くのではなく、
「今日は駅でちょっと食べてから帰ろうか」的な流れで、
日常の通勤通学路の動線の延長線上にあるところ。

渋谷駅の一日の利用者は、各線合計で300万人。
駅の本屋やレストランに入るのと同じ流れの中に展望台があるから、
「展望台に行こう」と意思を持っていなくても、
1日300万人の潜在的な需要が、すでにあること。

渋谷駅を利用する300万人のうち、300人に1人でも、
今日は仕事で疲れたから、帰り際に展望台に寄って帰ろうか、
という人だけでも、1日1万人いるということ。

六本木ヒルズやサンシャインは、ビルで働いている人以外は、
意思を持って行く人がほとんとだろうけど、
渋谷駅直上は、意思をもたなくても、通勤通学で利用する人が
1日300万人、受動的に発生してしまうということ。

入場規制は当分続くでしょう。