地方でも働き方改革、イオンモールが初のオフィス複合型モール

「ノリタケの森」に21年秋開業、オフィス供給不足も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43418990V00C19A4TJC000/


地方の大都市で企業が新たな働き方を提案している。イオンモールは2021年秋、名古屋駅近くの「ノリタケの森」に初めてのオフィス併設型モールを建設。
広島や福岡でも駅近くに複合施設が誕生している。
勤務時間以外の過ごし方が重視される中、生活に密着した店舗を誘致。オフィスの供給不足が強まるとみられ、特徴ある施設で企業の需要を狙う。

イオンモールはJR名古屋駅近くの「ノリタケの森」地区にオフィスを併設した商業施設を建設する。
敷地面積は約5万7千平方メートルで、2〜3階の商業棟の上に高さ200m級のオフィス棟を造る計画だ。

商業棟には勤務後に立ち寄れる都市型スーパーや飲食店を誘致する。
近隣に住む単身者も利用できる美容室やコインランドリーなど計150店が入居する計画。
オフィス棟には、自由な働き方を進めるIT(情報技術)企業などの引き合いが強いという。

開発エリアの近くには、27年にリニア中央新幹線の新駅が設置される予定。
名古屋駅周辺のオフィス需要が高まっており、日常生活を充実させる店舗やサービスも増やし、駅前の百貨店など競合他社と差異化する。