理化学研究所のスーパーコンピューター「京」(神戸市)が
8月に運用を停止し、その後撤去されることが6日、
理研への取材で分かった
2012年9月に本格稼働してから約7年での運用停止となる
理研などが後継となる次世代スパコンの開発を進めており、
京と同じ場所に設置して21〜22年ごろの運用開始を目指している

https://www.nikkei.com/content/pic/20190206/96958A9F889DE6E2EBE7E6EBE4E2E2E4E2E0E0E2E3EB9180E2E2E2E2-DSXMZO4095491006022019000001-PB1-1.jpg

京は医療や気象予測、半導体開発などさまざまな研究の
データ計算で利用され、スパコンの計算速度を競うランキングで
世界1位を獲得したこともある
06年に政府主導で開発が始まり、12年6月に完成
開発費は約1110億円だった

理研によると、今年8月16日に外部の研究者や企業による利用を停止
同月中にはシステム自体をシャットダウンする
撤去後に大部分を解体することにしており、
費用は数億円が見込まれている〔共同〕

2019/2/6 12:04
日本経済新聞