■縦にも横にも移動できるエレベーター、ベルリンの高層ビルに初導入へ
エレベーター発明から160年来の革命か? 独ティッセンクルップが開発

リニアモーターを使ってビルの中を上下だけでなく、
左右にも移動できる次世代エレベーターが近く登場しそうだ
独ティッセンクルップが開発した「マルティ(MULTI)」というケーブル無しの
エレベーターがそれ
オランダを本拠地とする欧州有数の不動産デベロッパー、
OVGリアルエステートがベルリンに建設する高層ビル
「イーストサイドタワー・ベルリン」に初導入すると22日に発表した

ティッセンクルップによれば、
160年以上前にエレベーターが発明されて以来、
この分野で最大の革命だとしている
導入するビルの高さに制限がないうえ、
これまでのエレベーターに比べて占有面積が小さく、
人を乗せた箱(キャビン)が縦にも横にも移動できることから、
ビル建築のデザインにも影響を与えると見ている

新型エレベーターにはキャビンを吊るすケーブルがなく、
壁に取り付けられたガイドに沿ってリニアモーターで動く
しかも、縦方向だけでなく、
それと直交する形で横方向にもガイド付きのシャフトが伸び、
上下左右、自在に移動できる