26日午前6時10分頃、東京都文京区本郷のマンション2階の一室で、住人のビル清掃業の男性(46)から、「妻と子供が死んでいる」と119番があった。
警察官が駆け付けたところ、男性の妻と子ども3人が倒れており、4人とも搬送先の病院で死亡が確認された。
警視庁本富士署は、妻が無理心中を図った可能性があるとみて、調べている。

 本富士署の発表によると、死亡したのは、男性の会社員の妻(36)、小学4年生の長女(10)、
長男(5)、生後8か月の次女。

 男性が26日朝に仕事から帰宅したところ、クローゼットの中で妻が電気コードのようなものを
かけて首をつっているのを発見した。近くの布団に長男と次女が倒れており、別の部屋の布団に
長女が倒れていた。室内に外部から侵入された形跡はなかった。

 男性は同署に対し、妻が経済的な理由で将来を悲観していたと説明しているという。現場に
遺書はなかった。子どもたちに目立った外傷はなく、同署が死因を調べている。

 現場は都営地下鉄春日駅の東約300メートルの住宅街。近所の女性は「仲が良さそうな
一家だったが……」と驚いていた。部屋から子どもの泣き声が聞こえることもあり、女性は
「お母さんは3人の子育てが大変だなと思っていた」という。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180926-OYT1T50017.html