関西人が何かにつけて関西と関東との比較を好むのは、関西人の側に関東に対する根深い劣等意識があることが原因である。

これは韓国人が常日頃、韓国VS日本の比較という観点で物事を語りたがるのと奇妙な相似をなしていることは興味深い。

一般の日本人が普段の日常生活の中で韓国をほとんど意識することがないこともまた、関東人にとって関西というのはただの日本の地域のひとつにしか過ぎないこととダブって見えてくるではないか。

最近では、日本人が韓国の文化を賞賛したり、関東人が関西に興味を持つ傾向が見られるが、
これはあくまで政治的・経済的・文化的に優位にある側のマイノリティに対するつまみ食いにも似た遊興的関心であり、マイノリティの側ではかつてアメリカ人が日本をフジヤマ・ゲイシャと捉えた時にも似た息苦しさがある。

日本のマスコミがこぞって韓国を取り上げ、関東の雑誌が関西の特集を組む 。
回数が増えるほど、マイノリティの側では中央に屈折した憎悪を燃やすという困難な構図がここに見られるのである。

東京と大阪が勝負して 東京が100:1 で勝っていたとしても、大阪人は、東京に1つでも勝てる項目を見つけ、それを必死にアピールする。
それだけではなく、大阪に有利で都合が良く東京には不利で都合が悪いようなデータや画像を持ち出して比較し、大阪の方がすごい!梅田最強!東京(笑)などと言っている者も多い。

もちろん現実はあまりにも差がありすぎて比較にもならないため、すぐにバレる。

そして論破されてしまいどう足掻いても東京に敵わないと察すると、最後には結局「東京モンは冷たい」「東京モンは気取ってる」「東京モンの喋り方は気持ち悪い」などと大阪人お決まりの言葉を並べ東京サゲに必死になる。

大阪府のランキング を見ると、大阪が1位の項目はほとんどがネガティブ項目。
ポジティブ項目は、神奈川や愛知に負け、3位以下が多い。

つまり大阪は、個別では東京どころか神奈川や愛知に負けている。
2018年現在、人口は神奈川、経済力は愛知に負けているが、総合力でやっと神奈川や愛知を僅差で上回っているのが、現実。

関西人(主に大阪人)は大阪東京こそが二大都市、大阪と東京はライバルなどと勘違いしているが、実際は東京が頭何個分も抜けており、大阪のライバルは神奈川と愛知なのである。

関西人(主に大阪人)の思考
東京>大阪>>>>>>>>その他

現実
東京(第一グループ)>>>>異次元の壁>>>>神奈川・愛知・大阪(第二グループ)