【名古屋駅前、24年ぶり1000万円に リニア再開発で】
日本経済新聞 2018/7/2 21:15
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32507130S8A700C1L91000/

 中部の地価が上昇している。国税庁が2日発表した2018年分の路線価によると、
愛知、岐阜、三重県で最も高かったのはJR名古屋駅前(名古屋市中村区名駅1
丁目)で1平方メートル当たり1千万円だった。前年に比べ13.6%上昇し、同市内で
1千万円を付けるのは1994年以来、24年ぶり。2027年のリニア中央新幹線開業に
向け大型開発が進み、周辺でも地価が上昇している。

 路線価は主要道路に面した土地の評価額で、相続税や贈与税を算定する基準
となる。

 1千万円を付けたのは名駅通りの「JRセントラルタワーズ」前。全国の主要都市
では東京・銀座(4432万円)、大阪・梅田(1256万円)、横浜駅西口(1024万円)に
次ぐ4位。上昇率は5位だ。

【全国の主要都市の路線価】
1位 4432万円 東京・銀座
2位 1256万円 大阪・梅田
3位 1024万円 横浜駅西口
4位 1000万円 名古屋・名駅

 実需の回復も鮮明でオフィス仲介の三鬼商事によると、名駅地区では5月の賃貸
オフィス空室率が92年12月以来、約25年ぶりに2%台まで下がった。名駅東側には
JRゲートタワーのほか、JPタワー名古屋や大名古屋ビルヂングなどの高層ビルが
相次ぎ開業しており、IT(情報技術)や人材派遣、機械など幅広い企業のオフィス需
要が地価上昇に拍車をかけている。

名駅、栄エリアの路線価
http://i.imgur.com/tHJ2ClF.jpg

中部3県の最高路線価
http://i.imgur.com/EzruLjS.png