大阪駅北側開発、2陣営の競争に 積水ハウスなども参加
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30821560S8A520C1LKA000/
 JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」の開発事業者を決める事業コンペ(提案競技)の募集が22日に締め切られた。
オリックス不動産などうめきた1期を手掛けたグループに積水ハウスや竹中工務店、
関電不動産開発が加わり、大和ハウス工業の入るグループに住友商事が参加することが分かった。
http://www.nikkei.com/content/pic/20180523/96958A9F889DE1E2EAE0E3E7E4E2E0E0E2E7E0E2E3EA9E9993E2E2E2-DSXMZO3083388022052018LKA001-PB1-2.jpg
 コンペを実施する都市再生機構(UR)は参加企業を公表していないが、この2陣営の競争になったもよう。
7月下旬に事業者を決める。

 うめきた2期は1期地区として先行開発された「グランフロント大阪」の西側約17ヘクタールを再開発する巨大プロジェクト。
06年に開発事業者が決まったうめきた1期の事業コンペは2回に分けて実施されたが、第1弾は5グループ、第2弾は4グループが参加していた。
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 今回参加が少なかった原因は、うめきた2期地区の中央にある4.5ヘクタールの大規模な都市公園とみられる。
昨年12月に公表した募集要領では、公園を含む8ヘクタールの緑とイノベーション支援施設の入居などを開発の必須条件としている。

 関係者からは「事業性が低い公園にこれほどの面積を取られては採算の取れる提案は難しい」との声が漏れる。