大阪府全域で受動喫煙規制強化へ、松井知事方針
https://www.sankei.com/west/news/180427/wst1804270080-n1.html

 大阪府の松井一郎知事は27日、受動喫煙対策を強化するため、
政府が国会に提出した健康増進法改正案よりも厳しい内容の府条例制定を目指す意向を示した。
すでに大阪市の吉村洋文市長が同様の市条例制定に意欲を示しており、府条例に一本化するよう調整する方針。

 受動喫煙対策をめぐり、吉村市長は26日、大阪が誘致を目指す
2025年国際博覧会(万博)までに、市独自の条例制定を目指す考えを表明。
飲食店や職場、ホテルの建物内は原則禁煙とする内容で、
面積30平方メートル以下のスナックやバーなどは規制対象としない方針を明らかにしていた。

 これを受けて松井知事は27日、「府域全体でやった方がいい」と述べ、市と調整した上で、
同様の基準で府条例の制定を目指す考えを示した。施行に当たっては経過措置を設ける方針。
愛煙家の松井知事だが、「たばこを吸わない人が住み心地のいい社会を目指していきたい」と語った。


受動喫煙防止条例案を検討 市と歩調合わせ
https://mainichi.jp/articles/20180428/k00/00m/010/140000c
大阪万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げて誘致活動を展開中。
松井知事は当初、国の対策で十分としていたが、
「健康をテーマに誘致しているから、(大阪市案の)筋が通っているなと思った」と話した。