ヤマハが横浜市に先端技術新拠点
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180530/0012424.html

「ヤマハ発動機」は、人工知能など先端技術の開発拠点を新たに設立することを明らかにしました。
本社がある静岡県ではなく横浜市に設立することで、有能なIT人材の確保と定着を狙うとしています。

「ヤマハ発動機」は30日東京都内で記者会見を開き、来月、新横浜駅の近くに先端技術の新たな開発拠点を設立すると発表しました。
この拠点では、産業用ロボットの高度化や自動運転技術の確立に向けて、人工知能やデータ分析といった先端技術の開発や研究を進めるということです。
静岡県に本社があるヤマハ発動機が、国内の技術開発拠点を静岡県以外に設けるのは初めてで今回横浜市内に設立するのは、有能なIT人材の確保と定着を図るためだとしています。
先端技術分野の人材獲得をめぐっては、トヨタ自動車もことし3月に自動運転技術を開発する新会社を本社がある愛知県ではなく、東京都内に設立しています。
ヤマハ発動機先進技術本部の平野浩介フェローは「デジタル技術がなければ製品自体が成り立たなくなる世界になっていく。日本のIT人材の60%が関東圏にいると言われ、ここにオフィスを出した方が人材獲得には有利になる」と話しています。