猫にエアガン発射 防犯カメラに虐待の瞬間
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000015-kantelev-l27
問題となっている、ある防犯カメラの映像。黒い車がゆっくりと猫に近づきます。
しかし、運転席の男が、手にしているのは・・・エアガンです!
そして、次の瞬間!撃たれた猫が飛び上がって逃げていきます。

大阪市住之江区の住宅街で起きた卑劣な犯行。
ターゲットになった猫は、ヒデキくん、4歳です。

【飼い主 西原龍生さん】「何回も見返すうちに腹立たしくなってきて」

飼い主が住む家に設置された3台の防犯カメラが、犯行の一部始終をとらえていました。

先週金曜日の午後1時半ごろ。家の前にゆっくりと近づく黒い車。
運転席から、作業着を着た男が家の敷地に向け何かを2回投げます。
エサだったのか、猫のヒデキは、投げられたものに近付きました。
そして、その1分半後。あの車が再び現れます。
車の中にいる男の手には、エアガンが!男はおよそ1.5mの距離から発砲します!
猫のヒデキは驚いて逃げていってしまいました。
発砲した男の車はそのまま逃走し、家の敷地には、男が投げたとみられるパンとエアガンの弾が残されていました。

【飼い主 西原龍生さん】
「1カ月くらい前からなんですけど、(家の)まわりにBB弾とかが、5、6個くらい落ちていて、『何だこれ?』と思って。このようなことがあって、そこから猫がおびえて、家の中に入ってこなくなったり、車が来たら逃げる。
とりあえず、早く(犯人が)捕まってほしい」

幸いケガはなかったものの、このことがあって以来、おびえるようになったという、ヒデキ。
さらに一緒に飼っているヒデキのきょうだいにも異変が…。

【飼い主 西原龍生さん】
「左前足を地面につけないくらい痛めていて。今考えてみたら、それもその男がやったのか」

今回との関連は分かりませんが、3週間ほど前から足をひきずるようになったといいます。

【近所の人たち】
「怖いですよね。このへんは小学校とか学校も多いので、危険ですね。危ないと思います」
「まさか近所でそういうことがあるとは思いませんでした。たぶんこの道を知っている人だと思いますけどね。
早く捕まってほしいですよね」

エアガンとは一体どれくらいの威力があるのでしょうか?
BB弾と呼ばれる直径6ミリのプラスチックの玉がいとも簡単に段ボールを貫通します。
エアガンを取り扱う業者は「人や動物に向けて撃つのはもってのほか」といいます。

【「ガンズショップセトグチ」瀬戸口史郎社長】
「こんな段ボールに穴が開くくらいの力があるので、間違っても外に持って行って、人のいるところでは使わないでほしい。
普通の感覚であれば、自分の家の中で使うか、みんなで(専用の)フィールドに行って使うかのどちらかです」

商品によって10歳以上や18歳以上と年齢制限はあるものの、それさえ満たせば誰でも手に入れることができます。

【「ガンズショップセトグチ」瀬戸口史郎社長】
「危ないのは目。目に当たると、子ども用であろうと大人用であろうと、多少の障害がでますからね」

ひとつ間違えれば、人にケガをさせる凶器にもなり得るエアガン。
飼い猫を撃たれた男性は警察に被害の申告をしていて、警察は動物愛護法違反の疑いもあるとして、防犯カメラの映像を解析するなどして捜査を進めています。