神戸の玄関口・三宮再整備の核となる
三宮駅南東地区のバスターミナルビルについて、
神戸市がまとめた基本計画案の内容が25日、明らかになった

市街地再開発事業を適用し、2025年度開業を目指す東側の1期ビル、
29年度に開業を予定する2期ビルで高層ツインタワーを構成
低層に西日本最大級の中長距離バスターミナル、
中層に文化・商業、高層に業務や宿泊・居住機能を配置する

バスターミナルビルの建設予定地は同市中央区雲井通5、6丁目の
約1万6千平方メートルで、中央区役所や市勤労会館、
商業ビル「サンパル」がある雲井通5丁目地区に1期ビルを、
商業ビル「サンシティ」がある6丁目北地区に2期ビルを建設する

市街地再開発事業は、既存の建物や土地の権利を整理した上で
新たな建物を整備する手法で、国や兵庫県の補助を受けられる
先に開業する1期ビルについては、
市を含む地区内の権利者が設立する会社が事業主体となる方針
民間事業者のノウハウや資金を活用しやすくなるという

「ポートアイランド北岸から見て建築物の高さが六甲の山並みの稜線
(りょうせん)を超えない」という市の景観基準により、
ビルの高さの上限は約165メートル