朝日新聞朝刊より

高島屋 大阪店がトップに
年間売上高、日本橋店を抜く

 高島屋の年間(3月〜翌年2月)売上高で、大阪店(大阪市)が日本橋店(東京都中央区)などを抜いて
トップになる見通しだ。10日に2018年2月期の業績予想を発表した。
 同社によると、少なくとも1985年2月期以降では初めて。訪日外国人客による免税売上高が大幅に増えた
ためで、国内客の売り上げも好調だったという。
 18年2月期の全体の売上高は前年比3%増の9510億円となる見込み。このうち大阪店が6.7%増の1386億円、
日本橋店が0.3%減の1324億円になりそうだという。85年2月期以降は日本橋店や横浜店(横浜市)が大阪店を
上回っていた。
 大阪店では、3〜8月期の免税売上高が前年比80%増と大きく伸びた。栗野光章店長は「化粧品や宝石、
時計などのインバウンド(訪日客)消費が戻り、客単価が回復した」と語った。日本客向けの外商の売上高も
3%増えた。
 高島屋は1831年、京都で古着・木綿商として創業。大阪店は1932年の開業で本社所在地になっている。