目を見張る大阪の地価上昇

国土交通省が2017年3月22日に発表した、今年1月1日時点の公示地価。住宅地価格が9年ぶりに底打ちし、わずかながら上昇した。

新聞記事は見出しを採りやすい住宅地に焦点を当てたが、住宅地ばかりでなく、商業地と工業地の価格も上昇している。そして神々は細部に宿る。大阪の動きに目を見張る。商業地の上昇率の上位5地点をみてみよう。

 1 道頓堀1−6−10(づぼらや) 41.3%上昇
 2 宗右衛門町7−2(CROESUS(クリサス)心斎橋) 35.1%上昇
 3 小松原町4−5(珍竹林) 34.8%上昇
 4 心斎橋筋2丁目39番1 33.0%上昇
 5 茶屋町12−6(エスパシオン梅田ビル) 30.6%上昇

いずれも大阪市で前年比の上昇率は3割を超えている。ちなみに6位は京都市の祇園町、7位は名古屋市の名駅、8〜10位は東京の銀座だが、大阪が上昇率のトップ5を席巻したのは初めてだろう。

インバウンド半端ない