また名古屋大学がノーベル賞とるのか

【カ ー ボ ン ナ ノ ベ ル ト】
「夢の分子」初合成 名古屋大学チーム
毎日新聞 2017年4月14日 08時30分
https://mainichi.jp/articles/20170414/k00/00m/040/178000c

 王冠のような形をした炭素分子「カーボンナノベルト(CNB)」の合成に世界で初めて成功したと、
名古屋大の伊丹健一郎教授(合成化学)らが14日、米科学誌サイエンス電子版に発表した。今
後研究が進めば、軽くて頑丈な新素材の開発などにつながることが期待される。

 CNBは約60年前に理論上の新物質として提唱された。しかし冠状の構造に合成するとひずみ
が生じて不安定になるため、科学者の間では「夢の分子」とされてきた。

 CNTは高い導電性と強度が特長で、軽くて曲げられるディスプレーの開発のほか、バッテリー
や太陽電池の効率化などが可能とされる。

 伊丹教授は「人類が手にしたことがない物質を合成できた。既に市販することも決まっており、
多くの研究者の手によって未知の機能や技術革新のアイデアが見つかるだろう」と話す。