さらにその議論の行き着く先として、なぜ世界的に人は都市に住むようになっているのかについても解明する必要があります。
都市に住むことは、高い家賃を払うということに留まらず、人混みの中で暮らすこと、騒々しい生活を享受することなどを意味します。
にもかかわらず、人はそれを選んでいるから都市に人口が集中する。

つまり都市には、一見不合理に見える「負の経済外部性」が山ほどあるのに、なぜ人はそれを享受するのかという問題です。
この辺は、都市を考える上での本質的な問題です。