人口5位 神戸市を福岡市が逆転へ
毎日放送 12月4日 19時18分配信
 いったい何が起きているのか?取材班はこの目で確かめるべく福岡へと飛びました。
 降り立ったのは福岡空港。
 乗降客数は羽田、成田に次ぐ国内3番目の多さの九州の玄関口です。
 「福岡空港に到着しました。ここはアジアを中心に世界20都市を結ぶまさに九州最大の玄関口なんですが博多駅まではわずか5分という場所です」(記者リポート)
 地下鉄に乗り込むとあっという間に市の中心部に到着です。
 「JR博多駅前にやってきました。京都駅以上、大阪駅ぐらいか、神戸の三ノ宮とは比較にならない」(記者リポート)
 4年前に開業した駅ビル。メインテナントは関西でおなじみの阪急百貨店。
 目標だった年間2000万人の来客を大幅に上回り絶好調ということです。
 活気づく福岡。
 福岡の勢いを支える若者。
 福岡は若者の比率が19.2%と政令市で全国1番なんです。
 神戸市はという13位、15.8%です。
 「TSUTAYA書店の横のスペースでベンチャーを目指す人が話せるようなスペースになっています」(記者リポート)
 政令市の中でも最も人口増加率が高い福岡市。
 この流れは今後20年続くと見られていて若い労働力を狙ってIT企業などの進出も旺盛です。
 一方の神戸市は若者の流出に悩んでいます。
 「東京行きたい、東京のほうが栄えている。憧れ」
 「なんでも東京に集まっているから出たくなるのかな」「(Q.大学を卒業したら?)東京に行きたいと思う」(神戸の人)
 危機感をもった神戸市は新たな取り組みを始めました。
 市内を一望できる北野町にあるマンション。
 1人8000円で1週間まで住むことができます。
 まず神戸を体験して気に入って欲しいという狙いで、3日募集を開始しました。
 「今後どう人口減少を抑える施策をうっていくかをしっかり考えていかなければならない」(神戸市政策企画部・奥田隆則部長)
 人口減少に歯止めをかけたい港町・神戸。
 「選ばれるまち」として特に若者を取り込むことができるのでしょうか。