火山性地震800回超 レベル引き上げから1週間で 箱根山
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150513/dms1505131206011-n1.htm
小規模な水蒸気噴火の恐れがある箱根山(神奈川県箱根町)は、気象庁が噴火警戒レベルを2
(火口周辺規制)へ引き上げてから13日で1週間を迎えた。火山性地震は12日も続き、
活動が高まった4月26日以降で800回を超えた。

 気象庁によると、4月26日から増加傾向となった火山性地震は、5月1日に2回へ減少後、
5日に117回を観測。再び減った後、10日には観測データがある01年以降で最多となる266回に
達するなど、増減を繰り返している。

 12日も午後3時までに29回を観測し、このうち午後2時ごろには箱根町で体に感じる震度1の
地震も発生。有感地震の観測は10日から3日連続となった。

 蒸気が勢いよく噴出する状態が続く大涌谷(おおわくだに)周辺は、国土地理院の分析で
約6〜8センチの隆起も判明。気象庁は今後、大涌谷を直接監視する新たなカメラの設置などを
進め、観測を続ける。