東京や名古屋などの業者にとっては、関西の業者は大きな勢力を持つので、もし大阪に首都機能移転すると、
元々強い競争相手をさらに利することになる。
つまり関西の業者と関西以外の業者との間に、大きな不公平が生じる。
したがって関西以外の業者は、関西への首都機能移転には反対するはずだ。

しかし岡山ぐらいの中規模の街なら、岡山の業者はそれほど強い競争相手ではないので、岡山に
首都機能移転すれば、東京、大阪、名古屋その他のいずれの業者にとっても、機会は均等に与えられ、
より公平になる。

災害の少ない岡山に首都機能移転すれば、国の中枢を安全な場所に置けるメリットもある。
もし岡山以外のどこかの小さな街に移転しようとすれば、恐らくそこは、岡山よりも災害が多いはずだ。
そして、なぜその場所に移転するか、理由を見つけるのが難しいはずだ。

岡山市(70万人)は、米国の首都ワシントンDC(60万人)ぐらいの規模の街で、欧州でも70万なら
首都クラスだ。
岡山ぐらいの規模で、災害が少ない街に首都機能移転するのが最も現実的だ。