【震災】 映画やテレビ、CMなど…関西でロケ需要が急増
1 :月曜の朝φ ★:2011/04/07(木) 00:06:46.45 ID:???0
 東日本大震災の被害拡大を受け、関西で映画やテレビドラマのロケ需要が急増して
いることが6日、分かった。被害の大きかった東北・北関東での撮影が難しくなった
ためだ。テレビ局や制作会社の窓口となる関西のフィルムコミッション(FC)の1つ、
大阪フィルム・カウンシル(大阪FC、大阪市中央区)では、3月のロケ支援件数が
27件と単月で過去最高を更新するなど、“関西シフト”が進んでいる。
 「関東でクランクイン(撮影開始)した映画の撮影が難しくなったので、関西で
ロケ地を紹介してほしい」
 大阪FCの大野聡チーフコーディネーターのところには最近、首都圏の制作会社
からこんな相談が相次ぐ。東京近郊でロケ誘致に熱心だった北関東の自治体や
FCは災害復興を優先しており、ロケ支援業務は手薄になっている。
 加えて首都圏では計画停電の影響で、スタジオを使ったテレビCMの撮影も難しく
なった。こうした事情が、関西でのロケ需要増に拍車を掛けている。
 大阪FCは平成12年、大阪商工会議所と大阪府・市が共同で設立した大阪ロケー
ション・サービス協議会が前身。毎月の支援件数は15本程度で、「25本を超えるの
は異例」という。4月についても、6日時点ですでに15件のロケ支援が内定したという。
 また、兵庫県庁に事務局を置くFC、ひょうごロケ支援Netによると、国内の映画会社
が外国人俳優を東京に招いて撮影しようとしたが、福島第1原発の事故を受け、
東京での撮影を拒否されたため、急(きゅう)遽(きょ)、阪神間でのロケ地を問い
合わせてきたという。
 このほか、滋賀県庁に事務局を置く滋賀ロケーションオフィスや神戸フィルム
オフィス、近畿日本鉄道が1日設立した近鉄ロケーションサービスなど他のFC
にも、ロケに関する問い合わせが増えているという。