http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150/diary/200802100000/
東葛が、東京圏のなかで、通勤者が魅力を覚える住宅地域や商業地域になることと、
その魅力を東京圏全体に発信して、若くて担税力のある住民を呼び込むこと・・・
こちらの方が、より現実的かつ喫緊の課題だと私は考えます。
で、東京圏全体からみた東葛とは、一体どんな地域なのでしょうか?
非常に興味深い現実が、浮かび上がります。

1)沿線イメージは最低レベル
2)地価は東京圏で最安水準
3)それなのに平均所得は高い

ですが面白いことに、イメージが悪くて地価が安い東葛地域は、
実は東京郊外でもトップクラスの「小金持ち集積地域」なのです。
東葛地域の平均所得を見ると、流山市、柏市、我孫子市が最も高く、
僅差で松戸市が追い、鎌ヶ谷市や野田市が続くのですが、
全ての市が、千葉県平均を上回り、その平均値は、東武伊勢崎線や北総線沿線より高いだけでなく、
さいたま市や総武線沿線をも上回り、イメージの良い東京西郊の多摩地域に匹敵します。
特に柏市など上位3市の所得水準は、多摩でも上位にある国分寺市や小金井市と同レベルなのです。
もちろん、浦安市、武蔵野市、鎌倉市のような、「お金持ち都市」の所得には及びませんが、
これらの都市は人口が少ない。それに対して、東葛の場合、人口が半端じゃない。
柏、流山、我孫子、松戸という、中間層からアッパーミドル層と呼んで差し支えない所得水準を実現している
4市の人口の合計は110万を超えます。

ということは、
「100万人の小金持ち」が、「東京圏でも、地価の一番安い地域に住んでいる」
のが、東葛地域なのです。地価が安いことによる、ローン返済の負担の軽さや、
または広い敷地の住宅に住めること、また東京に近い割には緑や水に恵まれ、
自然災害も少ないことを考えると、東葛地域は、
「東京近郊で、最も生活水準が高い」
可能性さえあります。