~薬剤師がオンライン残高を改ざんか~

〇〇県警サイバー犯罪対策課は〇日、電子計算機使用詐欺の疑いで、〇〇市在住の薬剤師・本田後世(ほんだ ごせい、仮名・42歳)を逮捕した。容疑は、金融機関のオンラインシステムに虚偽の指令を与えて、自身の預金残高を不正に加算した疑い。警察によると、本田容疑者は容疑を認め、「深夜にシステムにアクセスして操作した」と供述している。

電子計算機使用詐欺罪は、コンピュータに虚偽の情報や不正な指令を与えて財産権に関する電磁的記録を改ざんし、不法な利益を得る行為を処罰するもので、刑法246条の2に規定されている。たとえば、銀行員が自己の口座残高を増やす目的でオンラインシステムに虚偽の入金データを入力した事例なども、この罪に該当するケースとして判例がある。

逮捕された本田容疑者は、同様の手口で数十万円以上の利益を得ていたとみられており、警察は資金の流れや同様の操作を行った可能性のある他者の関与についても調査を進めている。