ーgloー
信じると言う意味だ。僕は頭の中で何故かその単語を思い浮かべたが、今はどうでも良い。アザラシ大隊の大便リゾットを胃に収めた事による満腹感を覚えながら次の部屋に移る。
ーーガチャーー
颯爽と部屋に入り部屋の様子を見ようと視線を上げた。するとーー
「ドゴォン!ブブヂュ!バゴォ!」
まるでバズーカ砲が発射された様な音が部屋に響き渡る。
「なんだ?」
部屋に目をやると中央で四つん這いになったババアが肛 門から煙を上げていた。
「あんたが挑戦者かえ?」
しわがれた声でババアは僕に質問する。
「それ以外でこんな化物がいる部屋に来る奴がいるとでも?」
僕は先程アザラシ大隊の肛 門から摂取した大便リゾットのカスを口の中で遊ばせながらそう伝えた。
「そうかえ。ならーー」
そう言うとババアは先程大便バズーカを放った方を指さし
「宴はもう始まっとる。アレを食い切りんしゃい」
僕はその方向に目をやるとそこにはーー
「壁に大便が5個張り付いて居る。これはまさか」
僕は早足で壁に張り付いた大便に近づき感嘆の声を出す。
「これはまるで大便オムライス。部屋に入った時匂いが少ないと思ったがそう言う訳か」
バズーカの様なスピードで大便(ウンコ)を発射し壁に打ち付ける事で周りはカリふわ、中はふんわりした状態をキープし新鮮な匂いもキープする。
「完璧な仕事だ」
僕は驚愕する。
「御託は良いから早く食いんしゃい」
ババアは冷めたら不味くなるとでも言いたげに急かしてくる
「それとも怖気付いたかえ?」
ババアは尚も挑発してくる。
「まさか」
僕は笑みを浮かべ大便オムライスを手で掬い、徐にババアが排出した生暖かい大便を歯に塗りたくり茶色に染めた歯を剥き出にして笑って見せる
大便の匂いは予想通り鮮烈、そしてふんわりとした便の中には消化しきっていないグリーンピースとマッシュルームが入っている。そして福神漬けのつもりだろうか。バズーカ射出による衝撃で肛 門から出血した際に赤く染まったサナダムシが蠢いている。
「付け合わせも完璧か」
僕は高揚感を覚える。ーgloーこのバズーカババアの大便オムライスを信じて良かった。心からそう感じた瞬間だ