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メルペイスマートマネーの特徴は、与信にメルカリサービス内の実績が反映されることと、申し込みから利用・返済までがメルカリアプリ内で完結することの2点だ。

1つ目のメルカリサービス内の利用実績とは、フリマサービスであるメルカリでの取り引きと、決済サービスであるメルペイでの決済、もしくは後払い式の「メルペイスマート払い」での精算状況を指す。

利息は年率3.0〜15.0%。利息と貸付限度額(最大20万円)は、上記の利用実績に応じて設定される(ただし、CICに利用者情報を照会する関係上、年収や勤務先などは入力する必要がある)。

詳細な仕組みは非公表だが、8月3日に開催された記者向け説明会で、メルペイ取締役の信川享介氏は「(後払いなどの利用料を)期日通りに支払っていくただくとか、(フリマで)ていねいに取引をしていただければ与信額が上がる。出品が多ければ、利率が下がるなどといったロジック」としている。

なお、メルペイスマートマネーは「証書貸付」方式を採用し、利用実績に応じて審査され、利用限度額が変動する。これは、(一般的な消費者金融のように)1度の申込みで利用限度額が決まる「極度貸付」に対して、「借りすぎの防止に務める」(信川氏)ために採用された。