一概に住民税非課税世帯といってもいろいろな形態があります。
例えば、個人事業主・農家・漁業従事者等、税務申告の方たちは、ある程度収益をコントロール出来ます。
所得税と住民税が0円になるケースは、基本同じです。所得税と住民税が0円になるケースには、
次のようなものがあります。
@赤字の場合
個人事業以外の所得がない場合、個人事業が赤字であれば、所得税と住民税は0円になります。
A前3年の赤字の繰り越しがある場合(青色申告)
青色申告をしている個人事業主の場合、赤字が出ると翌3年、赤字を繰り越すことができます。
繰り越した赤字は、翌年以降の事業の黒字と相殺することができます。繰り越した赤字とその年の黒字を相殺し、
所得が0円になったら、所得税と住民税は0円になります。
B所得金額よりも、所得控除が多い場合
所得税や住民税は、所得から所得控除を差し引いた金額に、税率を乗じて納める金額を計算します。
つまり、所得金額よりも、所得控除が多い場合は、所得金額が0円になるため、納める税金が発生しません。