スティーヴンスはケンブリッジで英文学を学び、2012年のブッカー賞の審査員を
務め、146冊の本を7か月で読破した(ダウントンのコスチューム係はキンドルが
使えるようにジャケットに秘密のポケットを縫いつけた)。だが、この最新作
の時代考証や、それが正確ではないことについて尋ねると、彼は肩をすぼめた。
(The Man Who Invented Christmas は専門家から、特に、当時の新聞の見出しの
大きさについて批判されている*)
「正直なところ、歴史的に正確かどうかという点はそんなに気にしてないんだ。それ
より、その創作の過程、偉人が悪戦苦闘する様子に興味があった。そこがドラマとして、
コメディとしておもしろいと思った。ディケンズをひげを生やした老人の賢者みたいに
演じたくなかったんだ」。

*ボブ・ニコルソン博士という人が「ディケンズの映画の予告編を見て、普段は歴史
ドラマの時代考証は気にしないことにしているのですが、ヴィクトリア時代の新聞に
大きな活字で見出しをつけるのをやめるよう、謹んで申し上げたい」とツィート。
(このあと、当時の新聞について色々語っていますが、批判というよりグチみたいな
かんじ)