>>607つづき
〜旅の自慢話  その21〜  釧路空港

さて、小さい飛行場から小さい飛行機に乗って、
とうとうやってきましたたんちょう釧路空港。
変な名前ですが、もちろんタンチョウヅルからとっています。
鶴は非常に美しい鳥で、今回の旅行の小さな目的の一つでもあったのですが、
間近で見て思ったことは「目に表情がなくて怖い鳥」ということ。
ずっと一緒に暮したらまた違うんでしょうね、たぶん。

初めての土地、初めての空港ですし、本当ならじっくり見て回りたいところなんですが、
PCと携帯を駆使し、旅行の計画を練ってきた私はまずタクシー乗り場へと走りました。
今回、どんなに検索しても釧路空港からホテルまでがどうしてもつながらなかったので、
ここはひとつの山場だったのです。
殿方の一人旅だと違うのでしょうか?
私は空港でザコ寝できませんし、ヒッチハイクできませんし、
夏とは言え見知らぬ土地を何時間も歩きその日の宿を目指すことはできませんでした。

タクシー乗り場に一台も車がいなければ?
考えていたのは、タクシー会社に電話して来てもらうこと。
電話番号はひかえてありました。しかし広い土地ですからね、
あてにしすぎても?という感じがあります。
次に、どうしてもどうしても足がなければ、
開き直って、ホテルに電話して迎えにきてもらおうと思っていました。
世間さまは、人がよさげでまじめそうな中年女にわりとやさしい。・・・たぶん。

しかしタクはいました。
飛行機から降りた乗客が、がらんとした空港からどうやって目的地を目指したのか私は知りません。
まっさきに走っていって一台しかいないタクシーに乗り込んだのですから。←関西人やね!!
すでにバスは最終が出たあとだと知っていました。
少し心配でしたが、恐らくみなさんはちゃんと手段を考えていたでしょう?私と違って。
・・・たぶん。
いやいや、大丈夫。レンタカー予約してあったのかもしれないじゃん?・・・たぶん。

とにかく、がらんとした空港から逃げるように走り去ったわたくしでありました。