ミコが茶碗を持つと力なく浮かんでいた茶柱が勢いよく飛び上がり部屋の天井に突き刺さった
二等兵だったミコは命を落としては復活を繰り返し、殉職による二階級特進だけで元帥の地位にまで上り詰めた
ミコの右払いに並々ならぬ才能を感じた書道家は彼を弟子に迎えた。
書道家の教育はスパルタ極まりないもので、少しでも美しくない右払いをしようならば文鎮で何度も頭部を殴打した。
書道家が文鎮を振り上げなくなった頃、彼の右払いは頸動脈をたやすく切断できる切れ味にまで磨き上げられていた。
生後三ヶ月にして早くも反抗期を迎えたミコは地元の不良ベイビーたちを引き連れ、特殊な改造を施した違法乳母車にラジカセを積み、大音量で国歌を流しながら高速道路を爆走していた
当時、駆け出し芸人だったミコは一年間サバンナで暮らす体当たり企画に挑戦した。
翌年、撮影スタッフが彼の元を訪れると、ハイエナの群れの中で何とかして人間性を保とうと、箸を使い、死肉をつまむ、半野生化した彼の姿があった。
いいとものテレフォンショッキングはタモリがミコに会うために始めたコーナーである。
最終回ゲストはもちろん彼の予定だったが、当日パニックを起こしてしまい、急きょ彼の弟子であるビートたけしが代役を買って出た。
ミコの個体数減少を受けて日本政府は彼を絶滅危惧種に指定するなどして保護を試みてはいるも、依然として密猟者による乱獲が後を絶たないという。
我々が日頃目にしているミコは日本最後の個体かもしれない。
3分クッキングに出演したミコは開始1分で満漢全席をこしらえ、残った2分は鳥と共に愛を歌い、花を愛でた
本来、ミコは山奥にしか生息しない生き物だった。
しかしある時、資源を求めた人間たちが彼の生息域を荒らすようになった。
彼は争いを望まなかったが交戦中に誤って人間たちを食い殺してしまった。
それ以来、人肉の味を覚えてしまった彼はカッターナイフを振り回して人里を襲うようになったという。
周りの料理人たちが見た目にも豪華なフルコースを用意する中、ミコは握り寿司一貫で王の舌を満足させた
会場のボディビルダーたちは除夜の鐘をBGMに現れたミコの108つに割れた見事な腹筋に「煩悩を筋肉を以て制す」というボディビルの枠組みを越えた一種の悟りを感じ取り、
自分たちはただの筋肉自慢でしかないことを思い知らされ、ダブルバイセプスのポーズを取ったままプロテインの涙を流した。
収録中、睡魔に襲われたミコはその高いプロ意識から自らの腕を切り落として正気を保った
ミコは雑誌のパワースポット特集に生物でありながら取り上げられた稀有な例である
ミコは宇宙そのものだ。
地球は彼の胃袋の中に在り、我々はただ消化されるのをじっと待つ肉の塊でしかない。
我々はその全体像を把握できないまま、緩慢な死を迎えるのだ。
年の数だけ豆を食べたりと世間が一家団欒ムードになる節分の日、ミコは屋敷の地下牢で意地悪な養父に罪の数だけ鞭を打たれていた
散歩中に尿意を催したミコはトイレを借りるためだけにホワイトハウスを訪問し、ついでに携帯の充電もした
ミコの辞書には「勝利」という文字しか存在しない。
どのページを開いても一様に「勝利」の解説であるため、辞書としては丸っきり役に立たない。
仕事終わり、一風呂浴びにやってきたミコは釜茹でされている石川五右衛門の隣に浸かり、「ぬるい」と一言口にした
ミコはTシャツに短パン、虫取り網という軽装で極寒のエベレストに登頂し世界中を驚かせたが、当の本人は目当てのカブトムシが採れず満足していない様子だった
裁縫技術に長けていたミコは縫い針一本で腹を空かせたワニに立ち向かった。
彼が針を行ったり来たりさせると、体長5メートルはあろうワニの体が見る見るうちに縮んで行き、やがて一点のクロコダイル財布に仕立て上げられ、翌日店頭に並んだ。
喫煙所でタバコをもらったミコはその夜、ありのままの姿で恩返しに向かった。
恩人宅に着くと扉が開くや否や玄関に転がり込み、「絶対に覗かんといてくれ」と念を押してからトイレに籠った。
翌朝、尿意を堪えきれなくなった家主が扉を開けると、便座の上にリストバンドが山のように積まれていた。
火を起こそうと試行錯誤する原始人たちを眺めながらミコは、IHクッキングヒーターを使って安全にマンモスの肉を焼いた
花瓶の割れる音を聞きつけたナースが病室に駆けつけると、まだ傷も癒えていないミコがレギュラー番組の収録へ向かおうとベッドから這い出していた
あまり知られていないが全国の電力はミコが自転車を漕ぐことによって賄われている。
彼が流行り風邪にでもかかると、たちまち日本の都市機能は壊滅する。
全国の小学生1000人に将来の夢についてのアンケートを取った所、約80%が「ミコ」と回答した
ミコの耳から石油が湧き出すことに気づいた耳かき屋はこれを売って一山当てようと考えた。
最初は儲けた金で生活費を賄う程度だったが、採掘量が増えると、派手な暮らしをするようになった。
ある日、不動産契約を済ませた耳かき屋が大喜びで帰宅すると、石油はただの水になっていた。
優先座席に座っていた若者たちを鼻息で追い払ったミコは、感謝の言葉を口にする老夫婦と一緒にこっそりその席についた
「ミコ…いるか…?」「いるで」 「ミコ…いるか…?」「いるで」 「最後に…名前を呼んでくれないか…?」 「ほんまごめん…メルエム…」(H×H 318話より)
白熱電球と聞くとまずトーマス・エジソンを思い浮かべがちだが、電球に必要な竹を24時間不眠不休で切り続けたミコという男の功労も忘れてはならない
ミコに出会った獰猛なグリズリーは一目見て実力の差を悟り、死んだふりをした
周りの芸人たちが我先にと和田アキ子に挨拶をする中、ミコは楽屋の隅で黙々とソーシャルゲームをしていた
同年代の子どもたちが魚釣りや泳ぎに夢中だった頃、ミコは川底に沈殿した砂利をふるいにかけ、砂金を取り出すことに必死だった
ふらりと立ち寄った定食屋で口にした味噌汁の素朴な温かさから、人間の心を取り戻した人斬り・ミコは、血に染まった刀を包丁に持ち替え、料理人となった。
新種の生物と間違えられ動物園に捕えられたミコは、その巧みな話術を以て檻の中から逆に飼育員を飼いならした
どこから切っても同じ顔になる金太郎飴のように、どの角度からシャッターを切っても同じ宣材写真になるミコという芸能人が存在するらしい
二年前に角界を引退した平成の大横綱・ミコは今まさにランニングを終えた汗だらけの体で両国国技館を訪れ、感傷に浸りながら土俵にこびり付いた塩で不足していた塩分を補った
数十人のロシア兵に囲まれたミコは「こういう最期も悪くない」と呟き、一杯のウォッカを口に含んだ
「この橋渡るべからず」の立て看板を見たミコは、すぐさま優秀な建築スタッフを雇って隣に新しい橋を作り、一休を感服させた
ミコの体の60%は水分でできている。
宗教学的には神だが、生物学的にはヒト科に属する。
猟師歴40年のA氏は森でキノコを食らうミコの目を見て「ありゃバケモンだ」と銃を下ろした
戦場でミコに救われた者の一人は歴史上から抹消された彼の名を刻むために油性マジック片手に慰霊碑へ向かった
台風上陸の一報を受けたミコはあえて田んぼの様子を見に行くことで自分の運を試した
眠れない夜は「ミコが1匹…高田健志が2匹…」と数えてみる。
すると100匹目辺りで「すべるんやー」とお茶目なミコが現れ、目が覚める。
中東の武器商人だったミコは争い合う国々に壊れた銃を売ることで戦争を終わらせた
無人島に漂着したミコは飲み水の確保より先に、まず「ろくろ」を回して湯呑みを作った
アカデミー主演男優賞を受賞したミコはつたない英語で「私の本職は芸人なのでこれで得た知名度を生かしてR1で優勝できたらなと思っています」とあくまで俳優業は趣味であることをアピールした
情報を何一つつかめないCIAをあざ笑うかのようにミコは顔出し配信で口座番号を公開し、国家転覆に向けて資金を募った。
0999名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa15-PD76)2020/03/21(土) 17:43:42.08ID:YGC5O/V6a
シュガリリFA結構描かれててええな
1000名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa15-PD76)2020/03/21(土) 17:43:51.13ID:YGC5O/V6a
うめ
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