「BL趣味を理解し(た上でそっとしておい)てくれる男性と出逢える婚活パーティ!」――虎の穴のグループ会社が展開する結婚相談サービス「とら婚」がそんなパーティーを企画したところ、1週間もたたずに予約が埋まる(男女8人ずつ)ほど人気が出た。BL(ボーイズラブ)とは男性同士の恋愛をテーマにした小説や漫画などのジャンルのことだ。
「とら婚が企画した、数ある婚活パーティーの中でも特に人気。しかも女性の枠から埋まっていく、まれなタイプのパーティーだった」――とら婚のチーフアドバイザーである成田雅紀さんはそう振り返える。10月20日に開催した初回が好評で、その後も11月10日、12月1日とハイペースで開催している。
一般にコストが安い婚活パーティーは「男性の需要が高い」(成田さん)。そのため、女性の利用料金は男性より安く設定しているケースも多い。他の婚活パーティーでは、価格差があっても男性の枠が早く埋まりがちという。そうした中、女性の支持を集められるパーティーは、珍しい例といえる。
オタクの女性の心をつかんだ婚活パーティーは、どのようにして企画されたのか。とら婚の成田さん、アドバイザーの小谷中宏太さんに話を聞いた。
■オタク女性は「趣味に踏み込んでほしくない」?
今回のパーティーの応募条件は、男性が「25〜35歳」「年収350万円以上or正社員or公務員」「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる方」、女性が「25〜35歳」「お相手の趣味を理解した上で、求められない限りそっとしておいていただける方」――というものだ。
「われわれも最初は、他社の婚活サービスと同じで『趣味を共にする系』のイベントが多かった」と成田さんは話す。例えば「一緒にゲームを遊べる恋人を作ろう」といった内容の婚活パーティーだ。
そうした中、より女性の参加が見込めるパーティーを作ろうと、注目したのが「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる」という女性目線のテーマだった。
とら婚は、婚活パーティーとは別に結婚相談所のサービスを展開している。そこでは、男性からは「一緒に『アイドルマスター』や『ラブライブ!』のアニメを見たり、ライブに行ったりしたい」といった相談が寄せられるのに対し、女性からは「テニミュ(『ミュージカル・テニスの王子様』)を一緒に見てほしいわけではないが、趣味を続けさせてほしい」などの要望が強いという。
「オタク趣味への考え方は、男性だと『共有したい』人が多いが、女性は自分が最も大切にしているコンテンツには『踏み込んでほしくない』という思いを抱く人も多い。特にBL、2.5次元ミュージカル(※)、創作などでは、共有したいという人は少ない。『理解してくれればいい』という考えが強い」(小谷中さん)
(※)2.5次元ミュージカル……漫画・アニメなどを原作にしたミュージカル
こうした相談所で得られた“生の声”から「趣味を放っておいてほしい」というニーズがあるのではないかと考え、今回のパーティーを企画した。
続きはソースで
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1812/10/kf_tora_1.jpg
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1812/10/kf_tora_02_w290.jpg
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1812/10/kf_tora_05.jpg
とら婚の新機軸 (1/3) - ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/10/news030.html
「とら婚が企画した、数ある婚活パーティーの中でも特に人気。しかも女性の枠から埋まっていく、まれなタイプのパーティーだった」――とら婚のチーフアドバイザーである成田雅紀さんはそう振り返える。10月20日に開催した初回が好評で、その後も11月10日、12月1日とハイペースで開催している。
一般にコストが安い婚活パーティーは「男性の需要が高い」(成田さん)。そのため、女性の利用料金は男性より安く設定しているケースも多い。他の婚活パーティーでは、価格差があっても男性の枠が早く埋まりがちという。そうした中、女性の支持を集められるパーティーは、珍しい例といえる。
オタクの女性の心をつかんだ婚活パーティーは、どのようにして企画されたのか。とら婚の成田さん、アドバイザーの小谷中宏太さんに話を聞いた。
■オタク女性は「趣味に踏み込んでほしくない」?
今回のパーティーの応募条件は、男性が「25〜35歳」「年収350万円以上or正社員or公務員」「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる方」、女性が「25〜35歳」「お相手の趣味を理解した上で、求められない限りそっとしておいていただける方」――というものだ。
「われわれも最初は、他社の婚活サービスと同じで『趣味を共にする系』のイベントが多かった」と成田さんは話す。例えば「一緒にゲームを遊べる恋人を作ろう」といった内容の婚活パーティーだ。
そうした中、より女性の参加が見込めるパーティーを作ろうと、注目したのが「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる」という女性目線のテーマだった。
とら婚は、婚活パーティーとは別に結婚相談所のサービスを展開している。そこでは、男性からは「一緒に『アイドルマスター』や『ラブライブ!』のアニメを見たり、ライブに行ったりしたい」といった相談が寄せられるのに対し、女性からは「テニミュ(『ミュージカル・テニスの王子様』)を一緒に見てほしいわけではないが、趣味を続けさせてほしい」などの要望が強いという。
「オタク趣味への考え方は、男性だと『共有したい』人が多いが、女性は自分が最も大切にしているコンテンツには『踏み込んでほしくない』という思いを抱く人も多い。特にBL、2.5次元ミュージカル(※)、創作などでは、共有したいという人は少ない。『理解してくれればいい』という考えが強い」(小谷中さん)
(※)2.5次元ミュージカル……漫画・アニメなどを原作にしたミュージカル
こうした相談所で得られた“生の声”から「趣味を放っておいてほしい」というニーズがあるのではないかと考え、今回のパーティーを企画した。
続きはソースで
http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1812/10/kf_tora_1.jpg
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とら婚の新機軸 (1/3) - ITmedia NEWS
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