地元猟師によるシカの解体作業を見学する学生ら=篠山市下筱見
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201801/img/b_10876484.jpg
シカによる農林被害を学び、食肉としての活用法を探ろうと、神戸大学農学部の学生らが6日、兵庫県篠山市内で実地演習を行った。
地元若手猟師の狩猟現場を見学し、解体作業にも挑戦。肉の調理も行い、野生動物の実態や資源化について考えを巡らせた。
参加したのは同大学院農学研究科で森林資源学を専門とする黒田慶子教授のゼミ生約15人。
今回の実習は、有害獣として捕獲されたシカ肉の活用法を考えるためで、10月から篠山で暮らす猟師歴7年の新田哲也さん(33)が講師を務めた。
学生たちは市内の山林でわなに掛かったシカを見学した後、解体作業場へ。
ナイフを使って皮や骨、肉などの部位ごとに切り分ける様子を写真に収めたり、解体順序などを熱心にノートに書き留めたりしていた。
新田さんは「シカは高タンパクで、ロース以外にも食用としての活用法はたくさんある」と話し、学生たちが実際に解体を体験する場面もあった。
夜には事前に食用加工したシカ肉でハンバーグやカツの調理に挑戦。
神戸大学2年の男子学生(20)は「肉の9割が捨てられると聞き、驚いた。食用以外の活用法も考える必要があると思った」と話していた。(尾藤央一)
神戸新聞NEXT 2018/1/6 20:00
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201801/0010876483.shtml
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201801/img/b_10876484.jpg
シカによる農林被害を学び、食肉としての活用法を探ろうと、神戸大学農学部の学生らが6日、兵庫県篠山市内で実地演習を行った。
地元若手猟師の狩猟現場を見学し、解体作業にも挑戦。肉の調理も行い、野生動物の実態や資源化について考えを巡らせた。
参加したのは同大学院農学研究科で森林資源学を専門とする黒田慶子教授のゼミ生約15人。
今回の実習は、有害獣として捕獲されたシカ肉の活用法を考えるためで、10月から篠山で暮らす猟師歴7年の新田哲也さん(33)が講師を務めた。
学生たちは市内の山林でわなに掛かったシカを見学した後、解体作業場へ。
ナイフを使って皮や骨、肉などの部位ごとに切り分ける様子を写真に収めたり、解体順序などを熱心にノートに書き留めたりしていた。
新田さんは「シカは高タンパクで、ロース以外にも食用としての活用法はたくさんある」と話し、学生たちが実際に解体を体験する場面もあった。
夜には事前に食用加工したシカ肉でハンバーグやカツの調理に挑戦。
神戸大学2年の男子学生(20)は「肉の9割が捨てられると聞き、驚いた。食用以外の活用法も考える必要があると思った」と話していた。(尾藤央一)
神戸新聞NEXT 2018/1/6 20:00
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201801/0010876483.shtml