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市場も決選投票の行方を注視

27日の東京外国為替市場で円が対ドルで下落した。一時1ドル=146円台前半と、9月上旬以来の円安・ドル高水準を付けた。27日に実施された自民党の総裁選で高市早苗氏と石破茂氏が決選投票に進出した。特に日銀の利上げ停止を求め、円安の日本経済へのメリットを強調する高市氏が第1回投票で最多得票となり、高市氏が総裁に就任する可能性を意識した円売り・ドル買いが膨らんだ。

高市氏は23日公開のインターネット番組で日銀の金融政策運営について「金利を今、上げるのはあほやと思う」と発言した。日銀が追加利上げに動くのが難しくなるとの見方が強まり、国内債券市場では金融政策の動向を反映しやすい新発2年物国債利回りが一時0.31%まで低下(債券価格は上昇)している。

□ドル/円 : 為替 : スマートチャートプラス : 日経電子版
https://www.nikkei.com/smartchart/?code=XJPY%2F7
現在値(14:28):146.42 - 146.43円

2024年9月27日 14:20
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB274D70X20C24A9000000/