売上高は微減の7602億円だった。パルプ市況の悪化が響き、海外事業が不振だった。特殊紙などの機能材は、半導体市況の低迷で中国や韓国向けの輸出販売が減った。同日会見した武田芳明取締役専務グループ経営委員は10月の消費増税について「段ボールで影響が出ている」としたうえで、増税前は「単月で10%以上販売が増えた」と述べた。増税後は反動減が出ているが「利益面での影響は軽微」との見方を示した。
20年3月期通期の業績見通しは従来の予想を据え置いた。連結純利益は前期比15%増の600億円、売上高は3%増の1兆6000億円を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2019/11/5 13:40
日本経済新聞
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