本日の詳細

<10:20> 日経平均はマイナス圏でもみあい、ダウンサイドリスクを警戒

日経平均はマイナス圏でもみあい、2万1700円台後半で推移している。市場からは「米国が貿易に
限らず広範囲で中国をけん制する動きに出た。日本株は中国の景気に敏感なため、米中関係の悪化は米株よ
りも日本株のほうが影響が出やすい。ダウンサイドリスクを警戒すべきタイミングとなった」(国内証券)
との声が出ていた。

10月10─11日にワシントンで開催される米中の閣僚級貿易協議について、「合意が難しいことが
再確認されるような内容になるのではないか。また、農産品を買うことに対して関税をどうするかといった
小さな調整の話なので、合意できたとしても株への影響は小幅」(同)との声も出ていた。
 

<09:06> 寄り付きの日経平均は続落、米国株安を嫌気 米中対立への懸念

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比85円07銭安の2万1793円83銭となり、続
落した。その後、下げ幅を一時100円超に拡大している。前週末の米国株主要3指数が下落したことや、
配当再投資の買いニーズが縮小し大きな買い手がいないことなどが意識される。中国の国慶節(建国記念日
)を控え香港の抗議デモ拡大も懸念され、様子見ムードにもなりやすい。
幅広い業種が売られており、電気・ガス、鉱業、石油・石炭、陸運などの下げが目立つ。

前週末の海外時間は、トランプ米政権が米証券取引所に上場する中国株の廃止を検討しているとの報道
があり、ネガティブ材料となった。米国から中国企業への投資を制限するための方策の一環で、この報道を
受け、ダウ平均株価 など米主要株価指数が軒並み下落した。


<08:21> 寄り前の板状況、輸出関連株はまちまち

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー が売り買い拮抗。ホ
ンダ 、キヤノン が売り優勢。パナソニック は買い優勢となっている。
指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買い拮抗。
三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ 、みずほフ
ィナンシャルグループ などメガバンクは売り買い拮抗している。