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【フラッシュメモリ】メモリ不況でも強気なMicron、200層3D NANDも視野に
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0001へっぽこ立て子@エリオット ★垢版2019/08/21(水) 13:11:34.60ID:CAP_USER
 Micron Technology(以下、Micron)は2019年8月14日(シンガポール時間)に、シンガポールのNAND型フラッシュメモリ工場を拡張したと発表した(関連記事:MicronがシンガポールのNANDフラッシュ工場を拡張)。
https://eetimes.jp/ee/articles/1908/15/news061.html

 Micronとシンガポールの関わりは、同社がTexas Instruments(TI)のメモリ事業を買収した1998年にさかのぼる。MicronがTIから譲渡される資産の中には、TIがシンガポールに保有していたメモリのアセンブリ/テスト工場が含まれていた。以来、Micronは150億米ドルを超える資金をシンガポール工場に投資し、クリーンルームを拡張してきた。2010年の「Fab 10N」を皮切りに、2016年には3D(3次元) NANDフラッシュを製造する「Fab 10X」を建設。そして今回、最先端の3D NANDフラッシュへの技術移管を行うべく「Fab 10A」を新設した。

https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/mm190820micron0_w250.jpg
MicronのManish Bhatia氏

 既報の通り、Fab 10Aでは64層の3D NANDフラッシュの製造から始め、96層、128層へと移行していく。Micronでグローバルオペレーションズ エグゼクティブバイスプレジデントを務めるManish Bhatia氏は、「現在、われわれが量産している最先端の3D NANDフラッシュは96層で、128層の量産に向けてもある程度メドが立っている状況にある。さらに今後数年間で、200層の製造も視野に入れている」と述べる。

 「層の数が増えるということは、それだけウエハーの処理工程数が増えるということだ。つまり、装置の数も増えることになる。今回、シンガポール工場を拡張したことで、より複雑で高度な装置やプロセスを使用するこれらの最先端3D NANDフラッシュを開発および量産できるようになるだろう。シンガポール工場では今後、NANDフラッシュの市場動向を見つつ、Micronの技術ロードマップに沿って、技術移管と量産体制を整えていく予定だ」(Bhatia氏)

 ただ、現時点ではメモリの市況は良くはない。IC Insightsが2019年7月に発表した予測によれば、2019年のNANDフラッシュ市場(売上高ベース)は前年比で31.7%減少するという。Micronも、2019および2020会計年度の設備投資計画を縮小し、メモリを減産すると発表している。これについてMicronのプレジデント兼CEOであるSanjay Mehrotra氏は、「確かに2019年は厳しい状況ではある」としながらも、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった、データを大量に生成する時代において、データを保存するNANDフラッシュは欠かせないことを示し、「長期的なメモリのニーズは強い。Micronは投資を続けていく」と強調した。

https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/mm190820micron0a_w250.jpg
MicronのSanjay Mehrotra氏

 Mehrotra氏は、米中間の貿易摩擦や、日本政府による韓国への半導体材料輸出管理の見直しがメモリ市場に与える影響について、「Micronが韓国に工場を所有していないこともあるが、今回の日本政府の措置が韓国のメモリメーカーに与える影響がまだはっきりしていないため、メモリ市場全体に与える影響については、現時点ではコメントできない。米中間の貿易戦争は、解決してほしいと思っている。Huaweiが米国のエンティティリストに追加されたことによる当社への影響についても、議論を続けている。当社はHuaweiへの製品出荷を一部再開したが、当社の2019年会計年度第4四半期における対Huaweiの売上高は、やはり予想よりも減少する見込みだ。今後も、(米中と日韓の)両方について動向を注視していく」と述べた。

>>2 に続く

2019年08月21日 11時30分 公開
EE Times Japan
https://eetimes.jp/ee/articles/1908/21/news038.html
0002へっぽこ立て子@エリオット ★垢版2019/08/21(水) 13:11:45.05ID:CAP_USER
>>1 から続く

□スマートマニュファクチャリングに注力するMicron
 Micronが全社を挙げて取り組んでいるのが、スマートマニュファクチャリングだ。新棟のFab 10Aでも、装置のヘルスモニタリングを行ったり、ウエハーの画像を基に機械学習で欠陥を検知し、製造工程にフィードバックしたりといった仕組みを取り入れている。

 シンガポールの工場内には、こうした工場に取り入れられているさまざまな技術や工夫を展示するエリア「Experience Zone」が設けられていて、2019年8月14日(シンガポール時間)に開催されたFab 10Aのオープニングセレモニーでは、多くの招待客がExperience Zoneを見学していた。

https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/l_mm190820micron1_w290.jpg
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上=「Experience Zone」の様子。下=工場内で稼働するロボットの動きを再現するコーナーも設けられている。1台のロボットが製造装置20台分のウエハーを運ぶという
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上=シンガポール工場では、産業用IoT(IIoT)が活用されている。装置に各種センサーを取り付け、データを収集して予知保全に生かす(画像:Micron Technology)/下=ウエハーの画像から、機械学習を使って欠陥を検知する。写真の例では、コーティングの不具合を検知した。Micronによれば、1日当たり25万枚のウエハー画像が生成されているという
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/l_mm190820micron5_w290.jpg
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/l_mm190820micron6_w290.jpg
工場では3Dプリンタを使って、装置をより使いやすくするよう、治具などを作っている。自分たちで装置の“カスタマイズ”をしているのだ。上の写真は、そうした治具の一例である
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1908/21/l_mm190820micron7.jpg
Fab 10Aに行くための自動運転カート。ライダーを搭載していて、8m先まで人や物体を検知する。乗車しているのは、Micron CEOのMehrotra氏とシンガポールの副首相兼財務大臣のHeng Swee Keat氏 画像:Micron Technology
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