電力事業の損失で巨額赤字になるなどして経営再建中のゼネラル・エレクトリック(GE)に、今度は不正会計疑惑が浮上した。

15日の米国市場でGE株は大幅続落し、11.29%安の8.01ドルで終えた。「マドフ事件」を告発したことで知られるハリー・マルコポロス氏がGEに関して不正会計の恐れがあるとする175ページに及ぶ報告書を発表。一時は8ドル割れとなり、1月3日以来の安値圏に沈んだ。

しかし時間外では通常取引終値比で3%ほど上昇し、8ドル台前半でやや下げ渋る動きとなった。この日に米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書で、ラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)が13日にGE株25万2200株を7.93ドルで買っていたことが明らかになった。

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2019/8/16 11:14
QUICK Money World
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