経済産業省が16日発表した2月の第3次産業活動指数(2010年=100、季節調整済み)は前月比0.6%低下の106.6だった。低下は2カ月ぶり。

業種別にみると、指数を最も押し下げたのは卸売業で0.9%低下した。商社など各種商品卸売業や、原油などの輸入品取引が低調だったため。医療、福祉は0.8%低下した。

一方、指数を押し上げたのは運輸業、郵便業で0.6%上昇した。水運貨物運送業や港湾運送業で輸出品の取扱量が復調した。

全体では11業種のうち9業種が低下し、1業種が上昇、1業種が横ばいだった。ただ、経産省は基調判断を「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/4/16 13:47
日本経済新聞
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