判決後、原告の女性2人(一部認容された1人と、すべて棄却された1人)は東京・霞が関の
司法記者クラブで会見した。

請求が一部認められた原告の1人は「住宅手当、褒賞、退職金の一部が正社員と
同じように認められたことはよかったと思います。本当にすこしですが、一歩
前進したと思います」と述べた。

さらに、「私たちは低賃金のため正社員のように外にごはんを食べに行くことは
できません。ホームの椅子に座っておにぎりを食べています。休憩の度に、同じ
仕事をしているのになぜこうなるんだろうというストレスを抱えてきました」とつらい気持ちを語った。