「楽天」は、自社が運営する2つのスタジアム内での買い物について、現金での支払いの受け付けをやめスマートフォンなどで支払いをするキャッシュレス決済を原則とすることになりました。

このうち、プロ野球・楽天の拠点、仙台市の「楽天生命パーク宮城」では、4月2日の開幕戦からスマートフォンなどでのキャッシュレス決済を原則とします。

利用できるのはクレジットカードのほか、楽天が事業化している電子マネーとQRコード決済です。

このため、スタジアム内のおよそ150の店舗すべてに専用端末を置くほか、100人を超える観客席の売り子にも端末を用意します。

また、電子マネーをチャージする端末をおよそ100台設置するほか、専門の担当者が電子マネーやQRコード決済の使い方を説明することにしています。

楽天野球団の大石幸潔本部長は「より早く快適な買い物を体験し、球場の外でも使ってほしい」と話しています。

楽天はサッカーJ1の「ヴィッセル神戸」が拠点とする神戸市の「ノエビアスタジアム神戸」でも、今シーズンの開幕戦から同じようにキャッシュレス決済を原則とすることにしています。

プロ野球とサッカーJ1のスタジアムでのこうした取り組みは初めてだということで、楽天はスタジアムへの導入で自社が事業化しているキャッシュレス決済の普及拡大をねらっています。
2019年1月10日 7時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190110/k10011772881000.html